by artists

Hannahは手書きの絵を元にシルクスクリーンで一枚一枚丁寧にハンドプリントした作品を中心に制作しているイギリス人のアーティストで、リミテッドエディションの絵本などもいくつか出版されています。現在はベルリンを拠点に活動しています。
個展のやグループ展にも積極的に参加しており、ロンドンのV&A museumでは"This Tiny World ; a Mobile Home"という絵本を制作、ワークショップを行っています。来場者に自分にとって家になくてはならない大切なものを聞き、家の絵が描かれたバックに入った絵本の中に、その大切なものたちを1ページごとに描いていき大切なものがたくさん詰まった持ち運べるお家”a Mobile Home"をつくりました。
イラストもアイデアもとても素敵なアーティストです。
Hannahの作品は1つ1つ手作りされていますので、全てがまったく同じなわけではありません。そして制作にとても手が掛かっていますのでそういうことを踏まえて、彼女の作品に接していただければうれしいです。

Claraはロンドンでビーズを使ったアクセサリーを中心に制作しているジュエリーデザイナー・メーカーです。
以前は女優をしていたClaraは独学でビーズのアクセサリー作りを学び、今でも自ら小さなビーズの穴糸を通しひとつひとつ丁寧に手作りをしています。
作っている行程を眺めていても、どこにどの色をいれれば、最後にきれいな絵柄ができあがるのか想像もつきませんが、Claraにはそれが見えるようです。特に自然の中にある色を見いだすことに長けています。
ビーズにはやはりこだわりがあり、世界中のビースを試した末に行きついたのは日本製のものだったそうで、Claraの作品には日本のビーズが使用されています。
ClaraはV&A museumのexhibitionのためにもネックレスを制作しており、V&A museumのミュージアムショップでも取り扱いがあります。

廣瀬梓さんはロンドンでStonewareを制作するセラミックアーティストです。
ロンドンの大学でセラミックデザインを学び、そのままロンドンをベースに活動をしています。
ELLE DECO Awards UKではBest Design in Tablewareを受賞しています。
現在まで日本での取り扱いはなく、ヨーロッパを中心に展開されています。
和を感じさせるフォルムとヨーロッパ的な柄が美しく融合する作品を作っています。
作品は全て1点ずつ手作りされていますので、微妙に異なる1点ものです。
そして現在スタジオをお休みされていますので、現在の作品が終了次第、作品を手に入れることが難しくなります。

Papirklip(パピアクリップ)は吉浦亮子さんが作るペーパーカッティングアートです。
針金を使ってさまざまなものをつるしてバランスをとるように構成したモビールとは違い、デザインナイフを使い紙を丁寧に切り出し、糸でつないで作るモビールです。モチーフは、動物、昆虫、雪の結晶、鳥、人物など、豊富なバリエーションで制作しています。
パピアクリップ「papirklip」はデンマーク語。「パピア-papir-」は紙、「クリップ-klip-」は切るという意味。デンマークの伝統的なペーパーカッティングであり、デンマークでは部屋の装飾として季節に合わせて飾るものをかえて楽しまれています。デンマークへ留学中、ホームステー先で頭の上でゆらゆらと静かにゆれていた手作りモビールに、すっかり魅せられ、作り方を学び帰国。その後、ロゴデザイナーの三浦滉平先生に師事しデザインの勉強したことで、オリジナルデザインでの作品作りという新しい世界が広がりました。
明かりをあてると壁や天井に可憐な影絵を映し出し、幻想的な空間を生み出すアートモビール、パピアクリップの魅力や可能性を追求しつつ、見る人を楽しませてくれるやさしい作品を作っています。